爆破されたシオン教会牧師「犯人を愛し、赦します」

スリランカ東部バティカロアでイースターの日曜日に爆破されたペンテコステ系福音派教会シオン教会の牧師ロシャン・マヘセン氏が、犯人たちへの赦しと、祈り支援してくれたすべての人々への感謝を述べた。マヘセン牧師はまた、教会の宣教を続ける決意を語った。英国福音同盟のニュースリリースを世界福音同盟が伝えた。

事件後ロシャン牧師はロンドンで、「私たちは傷つき怒っている。だがそれでも、シオン教会の主任牧師として全会衆とともに自爆テロ犯に言う。あなたが私たちにしたことが何であれ、私たちはあなたを愛しています。そして赦します。主イエス・キリストを信じるゆえに」と語った。

「イエス・キリストは十字架の上で『父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかがわからないのです』と言われた。私たちもイエス・キリストの御足の後に従い、主に言います。この人たちを赦しますと」

ロシャン牧師はスリランカの宣教団体「ザ・ライフ」のビデオインタビューに答え、世界中から祈り励ましてくれた人々に感謝を表し、「私たちは、主が私たちの人生に意図されたことに立ち、主が私たちに与えてくださった使命を果たし続けます」と述べている。

スリランカの教会指導者で英国福音同盟の評議員でもあるクリシャンティ牧師は、「憎しみの代わりに赦しをというロシャン牧師の言葉に、私たちはただ耳を傾けるほかない。イエス・キリストは私たちを、迫害する者さえも愛するよう招いておられる。それは、このような状況の中で愛を選ぶことにまさって力あることだ。赦しましょう。ともに神の国を立て上げましょう。諦めてはいけない」と述べた。